幸い中の写真は大部分が無事でした

千葉の大規模な台風被害と停電が大きなニュースとなっている最中、人知れず私の実家もちょっとした災難に見舞われてしまい、いろいろなものがびしょ濡れになったり、1週間ほど停電が続いたりという、規模は全然小さいもののちょっと似ているような境遇に陥っておりました。

私もしばらく休暇をとって復旧作業を手伝い、実家の家族も現在は普段通りの生活を取り戻しているのでご心配には及びません。しかし、今回の件で思い知ったことがひとつあります。やっぱり断捨離は大事やね、と。

停電が長かったのも復旧までに時間がかかった原因のひとつですが、とにかく物が多かったというのも大きな要因でした。もちろんそれぞれに思い出も思い入れもある品々なのでなかなか難しいところなのですが、押し入れの奥に封印しっぱなしで存在すら忘れられていた物もたくさん出てきましたので、そういうのを早めに処分できていればという後悔は先に立たずでした。

ただ、実家にある昔の写真のアルバムはいつ見ても何故かものすごく泣けるんですよね。ごく普通の家族写真が入ったアルバムで、写っている人もまだまだほぼ健在なんですけど、どうにも何かが私の琴線に触れてしまうらしく、昔からうっかりこれを開けては謎の涙を流してきました。

今回も水を被ってしまったアルバムを1ページ1ページ開いて干すという大切な作業を仰せつかりましたが、その間中ずっと涙していたことは皆には黙っておきたいと思います。デジタル化するという選択肢ももちろんあるのですが、こういうのはこのまま置いときたいんですよねぇ。

#開けると「赤とんぼ」のオルゴールが鳴るのが反則的だと思う…Tak

今回発掘された、いつ作ったのかも思い出せぬ謎の我が作品