Layertec社は、強化レーザーオプティクスと高品質な光学コンポーネントを製造しており、主に、波長193nm~4µmにおける、高出力で重要なレーザーアプリケーションに利用されています。
Layertec社では、平面・球面ミラー基板、レンズ、プリズムの母材として、溶融石英,BK7,SF10のような光学ガラスや、フッ化カルシウム(CaF)のような結晶質材料などを使用しています。特に溶融石英とCaFの研磨技術はは近年高品質となってきており、0.15nm(rms)以下のの粗さの基板を製造することができます。また、VISとNIRのコーティングの大半はマグネトロンスパッタリングによるものであり、この特別なコーティング工程により高密度の非晶質層を生み出すことで迷光や損失を減らし、熱的にも環境的にも光学特性の安定性を高めています。さらに、このコーティングは高いレーザー損傷閾値を有します。
特にVISからNIRのスペクトルにおいて極めて優れたコーティング特性を発現するマグネトロンスパッタリングを、実験段階の技術から大量生産の工業プロセスまで発達させたのがLayertec社であり、コーティング設備の開発のみならず、プロトタイプ光学製品やOEMコンポーネントなどの開発も行っております。